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Catalytic allylic oxidation of internal alkenes to a multifunctional chiral building block

Liela Bayeh, Phong Q. Le & Uttam K. Tambar Nature 547, 196–200 (13 July 2017) doi:10.1038/nature22805 Received 13 December 2016 Accepted 25 April 2017 Published online 21 June 2017 Article tools pdfのurl:  https://www.nature.com/nature/journal/v547/n7662/pdf/nature22805.pdf 日本語の解説記事 http://www.nature.com/nature/journal/v547/n7662/fp/nature22805_ja.html?lang=ja 立体選択的かつ位置選択的な、内部オレフィンの官能基化についての論文が報告されています。コバルト触媒存在条件下、 不斉源をバイノールとして 、スルフォキシアミドが立体選択的に導入されます。合成反応として重要な点は、スルフォキシアミドは立体を保持したまま、種々の官能基へと変換することが可能です。当然、残っているオレフィン部位も様々な変換が可能です。オレフィンの官能基化をしている方は参考になる論文ではないでしょうか。特に、イントロダクションにしっかり目を通し、どのように重要性を説いているか、ぜひ確認してください。

Decarboxylative alkenylation

Jacob T. Edwards, Rohan R. Merchant, Kyle S. McClymont, Kyle W. Knouse, Tian Qin, Lara R. Malins, Benjamin Vokits, Scott A. Shaw, Deng-Hui Bao, Fu-Liang Wei, Ting Zhou, Martin D. Eastgate & Phil S. Baran Nature (2017) doi:10.1038/nature22307 Received 23 December 2016 Accepted 20 March 2017 Published online 19 April 2017 http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature22307.html サポーティング https://www.nature.com/article-assets/npg/nature/journal/vaop/ncurrent/extref/nature22307-s1.pdf スクリプス研究所、バラングループの論文です。 タイトルは「脱カルボキシル化アルケン化」と、とても短いものになっていることからも分かるように、教科書に一項目を書き加えんばかりのゴツい仕事です。 マクマリーにも出てくる、最も基本的なビニル基導入反応はWittigですが、いわゆるカップリング反応(溝呂木-ヘック、右田-小杉-スティル、根岸など)、そしてグラブス、ホベイダ、シュロックらの、メタセシス反応など、さまざまな方法が開発されてきました。 今回、バランらが報告したのは、カルボキシル基を、脱炭酸を促進化させる化合物とエステル化させた後、亜鉛化されたオレフィンと反応させると言う方法です(下のスキーム)。触媒として、ニッケルのビピリジン錯体を用いています。 スキーム1.  二段目の生成物は、私の予想。この論文では反応の有用性にひたすら焦点を当てており、機構などにはあまりフォーカスしていない。先行研究をたどれば、もっともらしい反応機構もちゃんと書いてあると思います。 この反応では、押しとなる点がいろいろありすぎて、...