Q.先行研究との違いで生じる結合の距離とそれによる反応性の差について
A.
配位子のピリジンをフェノラートに変えることで、これらとFe間の結合が強くなり(結合長:2.19Å→1.96Å)、その結果として向かい側にあるピリジンとFe間の結合距離は長くなります(2.378Å→2.473Å)。この効果がラジカル反応の際にメトキシ基を外すのに役立ち、反応性を向上させているのだと思います。
Q.錯体2と基質の反応のときのUV-vis Spectrumにおいてみられる波形は何によるものなのか
570 nm付近に見られるピークは錯体2によるもので反応に錯体2が消費されることで減少していきます。
一方510 nm付近に見られる波状のピークは基質として加えたトリメチルラジカルによるもので同様に反応によって消費されていきます。錯体2のピークと異なり反応後もピークが残っているのは今回の反応が錯体と基質で1:1で反応するのに対し反応開始時に錯体よりも基質を多めに入れているため反応終了後も基質が残っているからだと思います。
コメント
新家くんの錯体もアニオン配位子ですが、リバウンドもスムーズなのでしょうか。