Kai Ma, Yunye Gong, Tangi Aubert, Melik Z. Turker, Teresa Kao, Peter C. Doerschuk & Ulrich Wiesner
Recieved: 17 December 2017; Accepted: 20 April 2018; Published: 20 June 2018
DOI: 10.1038/s41586-018-0221-0
https://www.nature.com/articles/s41586-018-0221-0.pdf
界面活性剤ミセルを用いた多面体ケージ状のシリカ材料の合成について報告しています。
メソポーラスシリカ合成の際は棒状ミセルを鋳型に用いるのに対し、本論文では球状ミセルを鋳型に用いてケージ状シリカ材料を合成しています。
シリカの微小粒子は自己集合することが報告されているため、表面をポリエチレングリコールで修飾することで安定化し分析を行っています。
筆者らがsilica cage ('silicage') と名付けているシリカ微小粒子はcryo-EMによる3次元再構成によりその構造が正十二面体のケージ状の構造を取るとし、平均の直径が12 nmであると述べています。
筆者らはドラッグデリバリーへの応用を期待していますが、ケージ内に錯体などを取り込むことで1分子の挙動の解析や均一系に近い担持触媒の設計などが期待できるのではないかと考えています。
Recieved: 17 December 2017; Accepted: 20 April 2018; Published: 20 June 2018
DOI: 10.1038/s41586-018-0221-0
https://www.nature.com/articles/s41586-018-0221-0.pdf
界面活性剤ミセルを用いた多面体ケージ状のシリカ材料の合成について報告しています。
メソポーラスシリカ合成の際は棒状ミセルを鋳型に用いるのに対し、本論文では球状ミセルを鋳型に用いてケージ状シリカ材料を合成しています。
シリカの微小粒子は自己集合することが報告されているため、表面をポリエチレングリコールで修飾することで安定化し分析を行っています。
筆者らがsilica cage ('silicage') と名付けているシリカ微小粒子はcryo-EMによる3次元再構成によりその構造が正十二面体のケージ状の構造を取るとし、平均の直径が12 nmであると述べています。
筆者らはドラッグデリバリーへの応用を期待していますが、ケージ内に錯体などを取り込むことで1分子の挙動の解析や均一系に近い担持触媒の設計などが期待できるのではないかと考えています。
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