Nitric Oxide Reactivity of a Cu(II) Complex of an Imidazole-Based Ligand: Aromatic C-Nitrosation Followed by the Formation of N-Nitrosohydroxylaminato Complex
Hemanta Deka, Somnath Ghosh, Kuldeep Gogoi, Soumen Saha, and Biplab Mondal*
Department of Chemistry, Indian Institute of Technology Guwahati, North Guwahati, Assam 781039, India
Inorg. Chem., 2017, 56 (9), pp 5034–5040
DOI: 10.1021/acs.inorgchem.7b00069
Publication Date (Web): April 7, 2017
Copyright © 2017 American Chemical Society
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.inorgchem.7b00069
TOC
Cu(II)を用いたNOの活性化の論文です。
銅錯体の配位子中のフェノールの4位がニトロソ化されています。
この反応ではまず、Cu(II)と一酸化窒素の反応でニトロソニウムイオン(NO+)が生成し、芳香族求電子置換が進行すると考えれば良いと思いますが、この過程でフェノールが銅に配位することはどのような影響を与えるのか、気になるところです。
下のスキームの過程で、Cu(I)-OPh がNO+と反応すると、アレニウムイオンがCu(I)から電子の供与を受ける気もします。
また、銅の還元電位によると思いますが、NO+がほとんど生成しないのであれば、
Cu(II)-OPh とNO•が直接反応する機構のはずで、その場合、Ph–NO結合の生成過程と銅の一価への還元が共役しながら進行する経路もリーズナブルな気がします。
どんなパスなのかは、銅(I/II)の電位、フェノールへの置換基導入が反応速度に与える効果あたりを見ればもう少し考察できるでしょうか。
清水くん、ざっと読んでみてください。
Department of Chemistry, Indian Institute of Technology Guwahati, North Guwahati, Assam 781039, India
Inorg. Chem., 2017, 56 (9), pp 5034–5040
DOI: 10.1021/acs.inorgchem.7b00069
Publication Date (Web): April 7, 2017
Copyright © 2017 American Chemical Society
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.inorgchem.7b00069
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Cu(II)を用いたNOの活性化の論文です。
銅錯体の配位子中のフェノールの4位がニトロソ化されています。
この反応ではまず、Cu(II)と一酸化窒素の反応でニトロソニウムイオン(NO+)が生成し、芳香族求電子置換が進行すると考えれば良いと思いますが、この過程でフェノールが銅に配位することはどのような影響を与えるのか、気になるところです。
下のスキームの過程で、Cu(I)-OPh がNO+と反応すると、アレニウムイオンがCu(I)から電子の供与を受ける気もします。
また、銅の還元電位によると思いますが、NO+がほとんど生成しないのであれば、
Cu(II)-OPh とNO•が直接反応する機構のはずで、その場合、Ph–NO結合の生成過程と銅の一価への還元が共役しながら進行する経路もリーズナブルな気がします。
どんなパスなのかは、銅(I/II)の電位、フェノールへの置換基導入が反応速度に与える効果あたりを見ればもう少し考察できるでしょうか。
清水くん、ざっと読んでみてください。
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