Highly Enantioselective Oxidation of Nonactivated Aliphatic C–H Bonds with Hydrogen Peroxide Catalyzed by Manganese Complexes
Michela Milan,† Massimo Bietti,*,‡ and Miquel Costas*,†
†QBISResearchGroup,InstitutdeQuímicaComputacionaliCatal̀isi(IQCC)andDepartamentdeQuímica,UniversitatdeGirona, Campus Montilivi, Girona E-17071, Catalonia, Spain
‡Dipartimento di Scienze e Tecnologie Chimiche, Università “Tor Vergata”, Via della Ricerca Scientifica, 1, I-00133 Rome, Italy
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021%2Facscentsci.6b00368
この論文ではマンガン錯体と酸化剤に過酸化水素を用いて、高い位置選択的かつ高エナンチオ選択的な脂肪族のC−H結合の酸化反応に成功したことを報告しています。
†QBISResearchGroup,InstitutdeQuímicaComputacionaliCatal̀isi(IQCC)andDepartamentdeQuímica,UniversitatdeGirona, Campus Montilivi, Girona E-17071, Catalonia, Spain
‡Dipartimento di Scienze e Tecnologie Chimiche, Università “Tor Vergata”, Via della Ricerca Scientifica, 1, I-00133 Rome, Italy
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021%2Facscentsci.6b00368
この論文ではマンガン錯体と酸化剤に過酸化水素を用いて、高い位置選択的かつ高エナンチオ選択的な脂肪族のC−H結合の酸化反応に成功したことを報告しています。
これまで、非酵素系においてエナンチオ選択的なsp3 C−H結合の酸化は少なく、その例はベンジル位やアリル位などの弱い結合のものに限られていました。
そのためこの論文は、非酵素系において活性化されていないC−H結合(シクロヘキサンに一つ置換基を導入した基質)のエナンチオ選択的な酸化に成功したという点がポイントです。
伊東研ではBDEの高いアルカンの水酸化を目的としているので、エナンチオ選択的なアルカンの酸化とは少し違うかもしれませんが、位置選択性とかも出ているので参考になると考えました。
コメント
ホワイトらは、トリフルオロメチルをPyに導入していますが、かれらのシリル基も参考になりますね。どうやって前駆体つくるんでしょうか?うちでもできる?