Immobilization of a Boron Center-Functionalized Scorpionate Ligand on Mesoporous Silica Supports for Heterogeneous Tp-Based Catalysts
Department of Material and Life Chemistry, Faculty of Engineering, Kanagawa University, Kanagawa-ku, Yokohama 221-8686, Japan
ACS Omega, 2017, 2 (3), pp 1025–1030
DOI: 10.1021/acsomega.7b00022
Publication Date (Web): March 17, 2017
Copyright © 2017 American Chemical Society
引地先生の論文です。
メソポーラスシリカに固定化したTp錯体を合成し、均一系の場合と触媒活性の比較をされています。
固定化した錯体の方がシクロヘキサジエンの酸化反応においてより高いTONを示しており、これは二分子反応を抑えたため錯体の失活を抑えられたからだと考察されています。また固定化した錯体では、残留したチオールの密度や硫黄ドナーの状態により活性が変化するようです。
実験内容自体はやろうと思えばできなくもない内容ですし、触媒反応を回されている方には参考になると思いました。
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